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「ものづくり大賞NAGANO2021」が決定ー地域に貢献するものづくり企業 ー<2021年10月27日>

「ものづくり大賞NAGANO2021」の大賞・ブランプリ企業

今年で12回目となる「ものづくり大賞NAGANO」。

10月22日にビックハットで開催された「産業フェアin信州2021」にて、金賞、グランプリが発表された。

今年は、株式会社みすずコーポレーション(長野市)、アスリートFA株式会社(諏訪市)、シナノケンシ株式会社(上田市)の3社が大賞を受賞した。

うちグランプリ受賞は、株式会社みすずコーポレーションとなった。

凍り豆腐を初の機能性表示食品に「株式会社みすずコーポレーション」

株式会社みすずコーポレーションは、長野県の伝統食材である凍り豆腐を長野県の代表食材に成長させた功労企業である。

その功績から、「グッドカンパニー大賞優秀企業賞」のほか、「エネルギー管理優良事業者等関東経済産業局長表彰」、「地域未来牽引企業」など受賞も多い。

2020年には、凍り豆腐に多く含まれる大豆ベータコングリニシンに血中中性脂肪を減少させるなどの機能があることを解明し、凍り豆腐を機能性表示食品として販売できる道を拓いた。

現状、「凍り豆腐自体」を機能性表示食品として市場に提供できているのは当社しかなく、100%の市場占有率となっている。

環境問題への取り組みも積極的であり、生産過程で発生する汚泥の肥料としてのリサイクルや、メタンガスを使ってのバイオマス発電など資源循環型工場を確立している。

半導体をミクロの世界から支える「アスリートFA株式会社」

アスリートFA株式会社は、半導体製造装置の一つである「マイクロボールマウンタ装置」で世界的にも高いシェアを誇る。

生産に当たっては地域の製造業企業に部品加工の多くを発注しており、地域経済に果たす役割も大きい。

「マイクロボールマウンタ装置」は、ICチップの基となる半導体ウエハに電極となる微細な「はんだボール」と呼ばれる金属球を載せる装置だ。

その精度は、髪の毛の太さと同程度の直径60μmの「はんだボール」200万個を決められた位置に精密に並べられ、1c平方メートルに最大で4千個を載せることが可能となっている。

今後、高速通信規格5G関連分野や自動車用途のパワー半導体など、半導体需要の拡大が見込まれる中、これら成長分野での活躍も期待される。

長野県産業とともに時代の先端を走る「シナノケンシ株式会社」

モータ関連製品製造を主に手掛けるシナノケンシ株式会社は、長野県産業史を代表する企業だ。

2018年に創業100周年を迎えた同社は、社名に表されるように絹糸から始まり、精密モータを軸に産業機器、家電、自動車、医療などを手掛け時代の変化を乗り越えてきた。

現在では、国内のガス給湯器向けモータで大きなシェアを占めているが、ものづくり現場での省力化に寄与するロボット分野にも力を入れている。

代表的製品が「電動3爪ロボットハンド」だ。モータの専門メーカーならではの小型化・制御技術を使い、モノの大小、硬軟に合わせて掴む力を調整することで、不揃いな形のモノを掴める技術が市場から高い評価を得ている。

時代は宇宙をも身近にしている。同社では、2020年に宇宙市場向けの開発を発表するなど、時代の変化を先取りする姿勢に衰えはない。

地域を牽引する担い手として

今回大賞を受賞した企業は、食品、半導体、モータと正に長野県製造業の強みを象徴する分野から選定された。

各分野で時代の変化に対応して、自社の技術を磨き上げてきたことが評価された。

そして、もう一つの評価点が「地域への貢献」だ。

地域に多くの雇用を生み出していることは勿論のこと、地域企業との連携・協力関係も強く、地域経済をけん引する企業となっている。

長野県の主要産業である「ものづくり企業」には、地域経済を元気にする役割が期待されている。

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