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ポリウレア樹脂吹付工法で、環境負荷の低減、工期短縮、コスト削減を実現

 川中島建設株式会社は、1907年の創業以来100年以上にわたって、河川・道路・橋梁などの土木工事から公共施設や住宅などの建築工事まで地域のインフラを支えてきた総合建設会社です。2014年には、コムシスホールディングス株式会社(東京都)傘下の通信建設会社株式会社TOSYS(長野市)と経営統合し、ICT部門にも力を入れる中で、ドローン測量などを活用して現場管理の効率化に取り組むなど、工事技術の一層の向上を図っています。

高い耐久性の特殊工法

 イチ押しは、同社が保有する特殊工法の1つであるポリウレア樹脂吹付工法です。この工法は、ビル屋上の防水工事などで、ポリウレアと呼ばれる特殊な材質の樹脂を吹き付けてコーティングする工法です。通常の防水工事で使われているFRP(繊維強化プラスチック)等を用いた防水塗装の耐用年数は10~15年といわれていますが、ポリウレア樹脂は、50~100年といった長期間にわたり性能を維持できる高い耐久性が特長です。
 さらに、有害な溶剤を含まないため安全性が高いことに加え、従来行われてきた塗装のように、塗り直す際に劣化した塗装部分を剥がすことなく直接吹き付けられることから廃材も削減でき、環境負荷の低減にも貢献しています。また、速乾性に優れていることから、工期短縮やコスト削減にもつながっています。
 このほかにも落石の恐れがある不安定な岩をDKボンドモルタルと呼ばれる接着剤を用いて、周辺の安定した岩盤と接着して一体化させるDKボンド工法や、植物種子と植生基盤材を詰めた袋状マットで法面を覆うバイオ・オーガニック工法など、同社は、専門性の高い施工ノウハウを数多く有しています。

ポリウレア施工中.JPG

ポリウレア樹脂工法により、薄い塗膜であっても強靭な防水層を形成できます

新たな事業領域への展開

 近年、デジタル化の進展に伴い、設置場所の自由度が高いコンテナタイプのデータセンターの需要が増えています。
 データセンターは、地方分散型の整備が進んでいて、地域に新たな投資や雇用を呼び込むインフラとして注目されています。一方で、重量のある設備を安全に支えるためには、高い技術力を要する地盤・基礎工事が不可欠となっています。同社は、これまで長野県内外で培ってきた施工実績やさまざまな地盤条件に対応した知見を生かし、地盤・基礎工事にも挑戦しています。この認定制度にふさわしい体制を維持できるよう、安全最優先を実現する取り組みを続けるとともに、利用者にも安心と安全を提供しています。
 今後、地域経済が活性化していくためには、こうした成長分野を取り込むとともに、それを支える建設技術の高度化が必要になることから、さらなる技術力の向上を進めていく考えです。
 笠井澄人社長は、「私たちのやっている仕事は全て地域のための仕事。地域の生活・安全を守り、幸せな生活を実現してきたい」と地域への熱い思いを語ってくれました。 

鉄道跨線橋.JPG

ポリウレア樹脂吹付工法による鉄道跨線橋の補修工事の様子。レトロな雰囲気のあるレンガ造りの跨線橋の補修にも対応できます

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